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3D、コンポジット、マッチムーブ、カメラ、撮影について色々書きます。

周辺減光・ビネット(2010/06/15 修正・追記)

今日はコンポジットの話。
映像の演出の一つとして、以下のようなフレームの周りを暗くさせる事があります。を周辺減光、ビネットなどと言います。
AE05.jpg

と言うことでメモ書きに近いですが続きに!

これなんで書こうと思ったか、って言うとマッチムーブのためにカメラのこと調べてて今まで深く考えず
やっていた事が間違っていた事に気づいたからです。


今までどうしていたか?
AE06.jpg
AE07.jpg
図のようにマスクを切り、境界をぼかしてました。
AE08.jpg


しかし、リアルを求めるなら間違ってました。
そこでまずどうして周辺減光が起きるか。
Wikipedia周辺光量より抜粋
本格的に設計された写真レンズなどの場合、周辺光量の低下には、大きく二つの原因があり、
一つは口径食、もう一つは、コサイン4乗則(cosine fourth law)に従うものである。
前者は絞りを絞ると軽減するが、後者は絞りとは関係しない。また後者は画角が広くなるほど影響が
大きいので、広角レンズで問題になりやすい。

周辺光量の低下は、レンズフードなどアクセサリの不適切な使用で起こることもあり、また画面に対し
イメージサークルの小さいレンズを用いて周囲が暗くなることもあるが、この場合もっぱら「ケラレ」と
呼び、レンズの本来の設計上の問題以外の事象である。


とのことですが、結局何が言いたいか!
AE09.jpg
そう、当然と言えば当然なんですが、レンズの周りが暗くなるのです。

と言う事は?以下のようにならないといけないのです。
AE10.jpg

AE11.jpg

自分も少し前までしてたことすが、周辺減光を表現するためにブラック平面にマスクを切り、透明度
を変えたりしてましたが、調整レイヤーにマスクを切り、フェクト(露出、色相・再度・明度など)で
マスク部分のみ明度を下げる方がよりわざとらしくならず、色々調整がしやすいと思います。
また表現として同時にブラーをかけるとトイカメラもどきの表現になると思います。

よりカメラをシミュレートしたい場合の話であって、表現として始めの方法でも問題はないです。
まあこれ+αでシミュレートしてくれるAEプラグインも販売されてますがね。

あとPhotoshopはレンズ補正エフェクトで周辺減光の項目があるのでこのような操作は要りません。


以下2010/06/15追記
すっかり映画の事を忘れていました…
フィルム映画ではアナモフィックレンズというものを使って画像を圧縮しているそうです。
どういう事かというと、以下の通りです。
AE12.jpg
手前に円柱状のレンズをつける事で画像を圧縮。最終のアスペクト比によって種類があるようです。
図は35mmフィルム、スコープサイズの例。


って事は?
この場合、当初の楕円のマスクの方が正しいってことになります。
AE13.jpg
正確さを求めるとアスペクト比によって楕円の形が変わりますが、ほぼ画面全体で問題なさそうです。


結局フィルム映画をシミュレートするのか、デジタル、スチルカメラをシミュレートするのかってことで
変わる問題です。こう言うのは実際に触って勉強したいものですね。
もしフィルム素材をマッチムーブとなるともっと深くカメラを知らないといけないようですね。

カメラは奥が深い…。以上追記でした。(初回投稿2010/06/08)
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