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3D、コンポジット、マッチムーブ、カメラ、撮影について色々書きます。

どれがいい?トラッキング・ロトソフト比較

※リストは不定期更新していますが記事本編は投稿時のままです。

今回はたくさんあるトラッキング、マッチムーブソフトを比較してみました!

一般的に販売されているものをほぼ網羅してみました(基本全部一度は触った(デモ版含め)上での評価です)。
おまけにマスク機能等も比較しています。

比較ソフト一覧(カメラトラック機能があるもの)
・Blender・Voodoo・SynthEyes・PFTrack・PFMatchit・Boujou・3DEqualizer
・MatchMover・Maya Live・NukeX・CameraTracker・AECS6
・CineCAT・VooCAT

未検証追記
・GeoTracker・fayIN

その他として
・Mocha・Silhouette

今回検証、記載してないもの
SMOKE、DaVinci Resolve等の編集メインのソフトは除外。

上記以外で抜けているものがあれが教えて下さい。

中々これだけのソフトになると表に収まらないのでGoogleドキュメントでの公開です。
あくまで個人的に触ってみての個人主観の印象なので購入時は一度デモ版を触ってみるのが良いと思います。
※間違いや反対意見、補足等ありましたら気軽に言ってください。更新します。


▼別ウインドウで開く(Googleドキュメントなのでこちらでご覧ください)2023/01/29更新



トラッキングソフトは素晴らしいほどにどれもUI構成が違うため中々選ぶのが難しい。
それぞれ用途に合わせて速度や精度が変わるので、まずは何に使うのか?を考えて決めるのが良いと思います。


ちなみに自分はBlenderをメインにつかい、サブでSynthEyesを使っています。
月によっては100カット近くを作業することもありますがBlenderで問題なく仕事出来ています。


用途別比較

仕事で誰でもそこれなりにクオリティと速度のバランスをとって使えるようになるのは"SynthEyes"だと思います。
もちろん詰めればかなり高精度までいけるので日本の現場には1番適していると思います。

どんなカットにも柔軟に対応できより高いクオリティ、カメラ、トラッキング技術をきちんと備えた人や
マッチムーブアーティストがいる場合、立体視をする場合は"PFTrack"が威力を発揮すると思います。

モーショングラフィックでの文字合成やエフェクトのせであれば"AECS6やCineCAT"に対してC4DやElement 3Dと組み合わせる事で簡単に一段階レベルの高い映像にできます。 C4DはR16以降最上位版のStudioにカメラトラック機能搭載※2014/08追記
 
趣味であれば"VooCAT"が1番簡単で、"Blender"であれば趣味から仕事まで幅広く対応出来ます。

ロトスコープ
マスク作業。ロトスコープはMocha・Silhouetteのほぼ2択です。
シェイプマスクはMocha、ペイントによるバレ消し、マスクワークはSilhouetteと言った印象です。

トラッキングに限らずですが、使わなくてもそれぞれのソフトの特徴を知っていればより最適な手法等の選択ができると思います。

最終的により早く質の高いトラッキングシーン構築をするには経験と知識、テクニックが重要となります。
その辺りは以前の記事でも触れています
カメラの話をしよう!・トラッキング編
トラッキングマーカー考察
Mocha tips


以上トラッキングソフトの比較でした。
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