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3D、コンポジット、マッチムーブ、カメラ、撮影について色々書きます。

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Matchmove Test shot Reel

トラッキングの練習でやってたものをReelとしてまとめました。



・使用ツール トラッキング:SynthEyes モデリング:Blender
なんでBlenderのトラッカー使ってないの?と言われそうですが、実際トラッキングしていた時、公式搭載されて
いなかったのとカメラ情報が無い上に長尺だったのでBlenderのトラッカーは使っていません。
Blenderのトラッカーもかなり良いので今後テストして何かUPしていきたいと思います。

続きより、簡単な解説とメイキングです。興味のある方はどうぞ

初めにも書きましたが、遊び半分でやってるので今のところ作品として完成はして無いです。
一応この中から数カット詰めてもいいかな?とか思ってはいますが、トラッキング練習がメインだったので。


さて素材についてですが、すべてフリーフッテージ素材を使用しています。
一応サイトはこちらvideoblocks
無料ダウンロード期間で適当にダウンロードしました。

ダウンロードする上でなんとなく仕事じゃ来ないだろうなぁという感じの素材を選びました。

ここでマッチムーブされている方は気づかれると思いますが、フリーフッテージなのでカメラ情報が全くありません。
本来なら問い合わせたりして最低でも撮影したカメラのセンサーサイズくらい知りたい所ですが、
ただの練習なのでひとつの縛りとして良いかという感じでカメラ情報無しでやっています。

なので画角は基本SynthEyesのオート算出によるものです。(センサーサイズはデフォ、焦点距離は自動算出)
本当は良くないですが、画角があっていれば一応ちゃんと合成までもっていけます。
カットによってはレンズディストーションも自動算出により除去しています。

それらのトラッキングしたものに対してイメージーベースモデリングをしています。これはあくまでアタリとしてのメッシュです。
普通合成箇所は一部だと思うのでここまで全面にわたってモデリングするほとんどの場合必要は無いです。
基本的には合成するモデルが干渉するとこだけで大丈夫です。
ここまで全面にわたってモデリングしている理由はイメージーベースモデリングの練習とトラッキング精度の検証の為です。
モデル形状がずれている又はトラッキングがずれている場合フレームを進めると本来あるべきポイントからモデルが、
だんだんずれてしまいます。特に接地面などがずれていると困ります。
なのである程度広範囲にわたりモデリングすることで精度検証できます。(今回カメラデータが無いので結果が信頼出来ないのでなおさら)

では各カットについて。
①ビルカット、トラッキングは自動検出でほぼ綺麗にいきました。
アタリのビルの配置には案外時間がかかりました。理由:カメラが回りこむため強制的に位置の精度が求められるため。
だんだん慣れるとどっちに動かしたら良いかなど分かり始めました。
reel_1.jpg


②スキー、これはほぼマニュアルトラッキングです。完全目視で一コマずつ調整が必要だったので時間がかかりました。
reel_2.jpg


③岩山、ほぼオートでトラッキング。前後奥行きがあるため実際モデルを置くとずれてしまい何度となくやり直しました。
reel_3.jpg


④競技場、回り込んでいるためここまでの精度を出すにはかなり調整しました。最終的にほぼ手動トラッキングです。
モデルは人工物のため対象形状を保つ必要もあり大変でした。(ちゃんとミラー形状になってます!)
これはレンズの歪みも何度となく調整しました。
reel_4.jpg


⑤山道、序盤ポイントが次々消えてしまうため手動トラッキングで、後半はオートのポイントも生かしています。
元素材より初めの部分はカットしてます(木の影もあり高い精度が出なかったため)。
そこを除けば想像より綺麗にトラッキングできたと思います。が、道路の形状を合わせるのは大変でした。
reel_5.jpg


⑥雪山、トラッキングはほぼオート一発。ただ、山+カメラが回りこむためモデリングは時間がかかりました。
アタリでモデルを置いていますが、山のモデルを制作しているのでマスクとして使用出来ています。
reel_6.jpg


⑦崖、これもトラッキングはほぼオート一発。こちらも回りこむカメラに対してモデルの位置が中々合わず(岩肌なので余計)
モデルの微調整に時間がかかりました。
reel_7.jpg


⑧草原、基本オート+微調整。見た目よりもカメラにぶれが出てしまい調整に時間がかかりました。
原因は奥の方にあったポイントでした。あまりにも奥だと1ピクセルのズレも数十メートルのズレになっちゃうので
reel_8.jpg


⑨自由の女神、これに一番苦戦しました、トラッキングは最終的に手動で手前の部分のみです。
おそらくレンズの歪みが原因だと思うのですが、奥のビルと手前の平面(ZアップとしてX,Y)を合わせろうとすると
自由の女神のモデル形状が合わず(人工物のため台座等は左右対象として)手前のみでトラッキングをしました。
reel_9.jpg


⑩電車、トラッキング手動オート半々。電車自体もオブジェクトトラッキングしようと思ったのですが、カメラ情報が
無いこともあり上手くいかなかったため、3Dソフト側で別途パスに添わせてアニメーションさせています。
これもカメラが回りこむため精度を出すのに苦労しました。
reel_10.jpg


まとめ
自分で選んだ素材ですがどれも大変でしたww
カメラ情報が無い上でカメラが回りこむと嘘のつきようがないにも関わらず出ている画角情報をどこまで信用していいのか?
という部分もあります。効率よく作業するのにカメラ情報はやはり大切です。
ただあくまで地形ベースにモデルを作っているからで、キャラ合成などなら多少ずれていても嘘はつけます。
特にアニメーションしている場合。ただ個人的にはきっちり精度が出ている方が良いと思います。
キャラなどをアニメーションさせる場合精度が出ている方がアニメーションだけに集中できます。精度が悪いと
接地感が悪くなったり、距離感がおかしかったりしてアニメーションで嘘をつく必要が出てしまいます。
それはマッチムーブアーティストとして無いようにしたいところです。(自分のアニメーション経験からも)

各カットにかかった平均的な時間ですがトラッキングが1~3時間、アタリモデルが2~4時間ってところでしょうか?
物によってはもう少しかかっています。モデリングに関してはどこまでの物が必要か次第かと。
あとカメラ情報があればもっと効率よく行けます。今回どれも基本素材尺でやったので余計時間がかかったと思います。
ただ長尺でやった方が場合によっては精度が高くなると思います。
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