基本的な操作は以前の記事mocha for After Effects!2Dマッチムーブをする。
を御覧ください(※学生の時に書いているものなので幼稚なところもありますが内容に問題は無いかと・・・)

今回はAECS5~付属のもので書いています。注釈もつけますが幾つかの機能はAECS4に付属の物では使えません。
タイトル横に”※”のあるものはCS5以降に付属のものか、有料アップグレード版でないと使用出来ません。
◆スタビライズ
個人的によく使います。
Stabilizing Shots with Mocha for After Effects CS5 from Guru Vaidya on Vimeo.
位置のキーを削除、回転、スケールにエクスプレッションを記述
以下エクスプレッション転載
for Rotation
rotation * -1
and for Scale
x = 10000/scale[0];
y = 10000/scale[1];
[ x, y ];
◆ロトマスクを切る※
ロトスコープ
Mochaはトラッキングをするだけでなく非常に効率よくロトマスクを切ることができます。
Learn mocha: Chapter 5. Rotoscoping
ザックリ範囲を決めトラッキングをしたものにリンクさせることで数少ないキーでマスクを切れます。
AEでもトラッキングをかけたものにマスクを追従させたりできますがMochaを使用した方が断然効率よくマスクを
制作できる場合が多いです。Mochaの方がキャッシュ処理が上手くストレスが溜まりにくいですw

◆マスクデータをAEに持っていく--その1※
Export Shape DataからAEにロトのマスクデータを持っていけます。位置情報と同じようにコピーペーストで
持っていった場合mocha shapeと言うエフェクトが追加されマスクデータを持っていけます。

これの利点はAEでは対応していないダブルマスク情報をMochaからもっていけます。
ブラー処理を丁寧にしたい場合Moch上であらかじめ調整することでAE上での調整が必要なくなります。
ただ欠点として少しこのエフェクトが重いところです。(特に複数のシェイプデータを持っていった場合)
あとAEに持っていったあとあまり調整が出来ない点です。
そこで次の方法があります。
◆マスクデータをAEに持っていく--その2※
MochaのShapeデータをクリップボードにコピーした状態で、AEの編集>Paste mocha mask
これでMochaのマスクデータをAEのシェイプデータに変換できます。これならダブルマスク等の処理
は出来ませんが使い慣れたAEのシェイプで作業ができます。処理も当然ながら軽いです。
mocha AE: Paste mocha shape to After Effects mask

◆Perspective
トラッキングがたまにうまくいかない場合があります。その要因の一つにトラッキングしたい場所のパースが変化
している場合があります。そのような場合Track>Perspectiveにチェックを入れます。

以上Mochaを使う上でこの辺りを最低限おさえておくだけでマスク切りや合成作業が効率良くなると思います。
特にCS5以降のバージョンを使っている場合使わない手は無いかと思います。
その他公式サイトにて多くのチュートリアルがあるのでチェックしてみては?
更にアップグレードをすればNukeやFinalCut等の他のアプリケーションにデータを持って行けたりもします。
自分はMocha Proにアップグレードしています。AEに付属のものをアップデート料金でアップグレードで
上位版にアップグレードできます。半額セールをやっているときで約4万弱でした。
バレ消しやレンズの歪み補正もMocha上でできるので便利です。
以上Mochaのtipsでした。
- 関連記事
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- Mocha tips (2011/12/13)
- mocha for After Effects!2Dマッチムーブをする。 (2010/07/06)