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3D、コンポジット、マッチムーブ、カメラ、撮影について色々書きます。

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mocha for After Effects!2Dマッチムーブをする。

After Effects CS4 からmochaと言う2.5Dトラッキングソフトが付属しています。
非常に高性能で色々使い回しがききます。

今回は自分のPCにもmochaが入ったので簡単な使い方を紹介します。


制作約30分 後半が元動画。文字の合成とスタビライズをかけてます。



今回はCS4付属版(Win)の物を使用します。
CS5ではmochaでトラッキングしたパスのデータをAEにマスクとして、持っていくことが出来ます。
さらにブラーの微調整も出来るようです。


まずは2Dトラッキング、2Dマッチムーブについて。
3Dマッチムーブは映像を解析して3D上にカメラの動きを再現します。これに対して2Dトラッキングは
映像のある一点などをずっと追いかけてその動きを合成物に適応することでマッチムーブさせます。

AE標準のトラッキングツールは指定した範囲のピクセル(点)を解析してます。なのではっきりとした
ポイントが必要で、ポイントが画面外に出てしまうとトラッキングできません。
mochaはパスで指定した面を解析します。なので場合によってはわざわざトラッキングポイントを置く
必要なく、面でトラッキングするので面がある程度隠れてもちゃんとトラッキング出来ます。
面の色が若干なら変化してもトラッキングしてくれます。加えて非常に精度が高いのでブラーのかかった
映像でもある程度までならトラッキングが可能です。

(2.5Dと言うのはコーナーピンのデータを書き出すので擬似的に奥行きを表現してくれるので2.5Dと言う事?
拡大縮小で奥行きが取り出されるから?ドットもを含めて?それならAEも平行、遠近コーナーピンで
トラッキングした場合2.5Dと言う事になりますがどうなんでしょう。または面をトラッキングすること
を言ってるんでしょうか…?)



何に使うのか?
書き出されるデータはコーナーピンデータ、アンカーポイント、位置、回転、スケールデータです。
定番的なのはTVや電話の画面のはめ込み合成だと思います。他には看板などを置き換えたり、バレ消し
に使ったりします。

それ以外に画面スタビライズとしても使います。手ぶれを取ったり、一旦画面の動きを止める事で合成
を簡単に出来るようにしたりします。
2Dに2Dを合成するなら、3Dマッチムーブで合成するより精度が高く、作業が早く効率的です。

え?と思う使い方として3Dのマッチムーブの下処理としての活用です。3Dトラッキンングの一つ一つ
のポイントはAE標準のものと同じで点をトラッキングしています。ポイントが少なくトラッキング
出来ない場合や、オブジェクトトラッキングをするときブラーが激しくポイントを拾ってくれない時、
mochaを使い面で解析し、そのでテータに画像やテストグリッドをはめ込んだ映像を3Dトラッキング
する事で、一見トラッキングが難しそうな映像に3Dデータをマッチング出来るかもしれません。

別の動画から動きだけ取り出して画面動をつけたり。と言ったことも出来ます。

物は使いようでその他にもアイデア次第で意外と色々使えます。




ではmochaを使ってみましょう!
mocha01.jpg

まずは基本設定。File>Preferences>System を開いて見ましょう。
mocha03.jpg
UI Look and Feel のFull ScreenをWindowで上のようにフルスクリーン表示からWinの標準の
表示のようになります。大抵の人はこの方が使いやすいと思います。
UI Color をLight に変えると以下のようになります。
mocha02.jpg
View>Canvas Color でメイン画面の背景色も変えれます。
Key Shortcuts でショートカットキーの確認が出来ます。
その他の項目は必要に応じて設定してください。基本的にはイジる部分は無いと思います。
設定変更適応にはソフトの再起動が必要です。

では動画を読み込みます。Fileメニューか、以下のアイコンをクリック。
mocha05.jpg

Clip to Import で動画又は、連番シーケンスを選びます。日本語パスは避けるべきです。
対応ファイル形式は各自確認してください。一般的な物には対応しています。
mocha06.jpg

Nextを押します。動画の基本設定。基本的にはそのままでOKです。

mocha07.jpg

Settings。Interlacedでインターレースの有無。TimeのFPSでフレームレートの設定。
その他Colourspaceはトラッキングがうまく行かない時などコンストラストやガンマを変更
する項目なので初めはそのままでOKだと思います。Finishで読み込み完了。
mocha08.jpg
これらの設定は読み込み後でも変更可能です。



それぞれのパネルの確認をしましょう。パネルはそれぞれ移動、独立が可能です。
トップメニューのViewから表示非表示。3つまでレイアウトを保存可能になってるみたいです。

File,Undo/Redo,Tools
mocha09.jpg
①選択ツール ②ポイント追加 ③画面移動(マウス中ボタンを押したままで同機能)
④画面の拡大縮小(ダブルクリック又は右クリックでクリア)
※テンキーの「*」で全体表示。「/」で100%表示
⑤パスツール ⑥⑤のパスに対して範囲除外 ⑦パス(ベジェ曲線。より細かく囲みたい時)
⑧⑦パスに対して範囲除外 ⑨選択したポイントを指定した基点を元に回転
⑩選択したポイントを指定した基点を元に拡大縮小
パスを閉じる時は右クリック。

面でトラッキングするのでパスではギリギリを囲むのでは無く少し大きめに囲むのがポイント。


メイン画面(これは移動独立はできません)
mocha13.jpg
左右の赤いカッコでトラッキング範囲の指定が出来ます。

再生、トラッキング操作
mocha12.jpg
再生操作。マウスの中ボタンスクロールでフレーム操作が出来ます。
Track でトラッキングスタート。右から 全体、1コマ、停止、逆1コマ、逆全体。でトラッキング。

Layer Controls,Layer Surfece
mocha14.jpg
それぞれのパス(マスク)はレイヤーとして管理されます。レイヤー名変更、複製、削除の操作が出来ます。
またロックをかける事で別部分をトラッキングする時など、再度トラッキングされたりしなくなります。

例えば車をトラッキングする場合、電柱が途中でかぶさるとうまくトラッキングできません。
その場合車のパスの上に電柱のパスのレーヤーを置くことで電柱部分が除外されます。
mocha16.jpg

Layer Surfeceではレイヤーごとにトラッキング範囲を指定したり、あたりの画像を合成する場合
その画像を選択したり出来ます。

View Controls
mocha10.jpg
Mattes,Track Mattes はパス(マスク)の範囲を色付で表示出来ます。
Overlays,Layers,Tangents,Splinesは各要素の表示非表示の切り替え

Surface は最終的に書き出されるコーナーピンの各ポイント、位置情報の中心位置になります。
そのため書き出す前にかならず調整する必要があります。
GridはSurfaceを調整する時のあたりのグリッドの表示非表示。

Zoom Win は各ポイントを調整するときサブで拡大表示するかしないか。

Stabilize スタビライズ(選択レイヤーを元に)画面動を抑制して表示にます。
ONにしたままAEに書き出すとその情報を保持して書き出されるので注意してください。

Keyframe Controls
mocha11.jpg
パスアニメーションなどをして範囲調整する場合のキー設定。
AutokeyがONの場合各パラメータを変更した場合もキーが打たれます。

Overlay Colours
mocha15.jpg
各要素の表示カラーの設定。※レイヤーごとの設定 背景と色がかぶる場合変更。

Parameters
mocha17.jpg
各設定項目です。Clip,Track,AdjustTrackの3つのタブがあります。

Clip は読み込んだ動画やあたり素材の設定です。フレームレートの設定を間違ったりして読み込んだ時
などClip>Timeなどで変更出来ます。アスペクト比がおかしい場合Filmで変更。

AdjustTrack ではトラックポイントの微調整などが出来ます。今回は深く触れずに置いときます。

Track トラッキングする時はTrackに切り替えてないと開始出来ません。
初めから設定を変える必要は無いと思います。

Export Tracking Data を押すとトラッキングデータを書き出せます。File>Save Tracking Data から
でも同様に書き出せます。
mocha18.jpg
After Effects Transform Data =位置情報データ
After Effects CS4 Corner Pin Data =コーナーピンデータ
Saveでテキストデータとして書き出せます。このテキストデータを開いてCtrl+Aで全選択して
Ctrl+Cでコピーするか、Copy to Clipboard でデータをコピーします。

あとはAEを開いてCtrl+Vで該当レイヤーにペーストします。
コーナーピンの場合は合成するロゴ等のレイヤーにペースト
位置情報は動きを同期させたいレイヤーやNullレイヤー等にペースト
基本的にはトラッキングした映像に対して合成すると思います。ペーストする時はトラッキング時と
同じフレームレートになっているか注意して下さい。
またペーストする時はAEの再生バーの位置が頭としてペーストされるので注意してください。
位置情報の場合、アンカーポイントのみのキーを残すとスタビライズになります。

その他キーの残し方などで色々出来ます。Nullレイヤーをうまく使うのがコツだと思います。
基本的な使い方がわかったら以下のチュートリアルなどをみてもらった方が早いと思います。
http://www.imagineersystems.com/support/mocha4ae/tutorials/
幾つかCS5付属と同じmocha V2バージョンを使っていますが、ほとんどはCS4付属版でも出来る範囲の事
をしていると思います。幾つかはサンプルデータもダウンロード出来ます。
おすすめは Face Replacement Tutorial です。色々勉強出来ると思います。

以上基本的な操作機能の紹介でした。あれ?チュートリアル書こううと思ってたはず…
また機会があればチュートリアルも書きます。

と言うことで、シーンによってmochaのトラッキングとAEのトラッキング、3Dマッチムーブを
使い分けましょう!
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